予防安全システムの高機能化のひとつとして、プリクラッシュセーフティ(PCS)に用いる顔画像処理技術を構築しました。この技術は、ステアリングコラムカバー上に取付けたドライバーモニターカメラの画像から『顔向き検出』を行うもので、対称軸と顔両端の相対位置関係から、ドライバーが前を向いているか、横を向いているかを検出します。これにより、ドライバーの顔向きに応じ的確にタイミングを制御して警報をだすことが可能になりました。この技術は、2006年にトヨタ自動車にて世界初の「ドライバーモニター付きPCS」として実用化されています。