当社の研究者が、2025年度日本機械学会賞(論文)を受賞しました。
この賞は、機械工学と工業の発展を奨励することを目的として、優秀な論文に贈られものです。受賞情報と論文の概要はこちら。
対象論文: Mechano-neurophysiological Model of Fingertip to Simulate Tactile Response during Braille Reading under Multiple Frictional Conditions
当社受賞者: 濱﨑 透、中平 祐子、山田 大介
掲載紙: Journal of Biomechanical Science and Engineering
https://doi.org/10.1299/jbse.23-00102
本論文は、摩擦が点字の識別に及ぼす影響を、皮膚力学モデルと触覚の神経応答モデルを統合した解析モデルを用いて明らかにしたものです。心理物理実験では、高摩擦条件下で点字の誤読率が有意に増加することが報告されています。モデル解析の結果、高摩擦による皮膚変形に伴い神経ノイズが増加し、点字情報に関する神経伝達が阻害され、誤読率が上昇する可能性が示されました。
機械工学、神経科学、心理物理学を横断する本手法は、触覚メカニズムのさらなる解明や、次世代触覚技術の構築に寄与することが期待されます。