コア技術領域

CORE TECHNOLOGY

人間・生命

人々が身体的・精神的・社会的に充実した“Well-Being※1”な状態でいられる街・家・モビリティの実現を目指し、人の身体機能や認知機能、感情、社会性に関する機序を、生命科学や人間工学に基づいて解明する取り組みや、それらに基づいた製品やサービスの設計論に関する研究を行っています。また、人々が生活する環境の物理学的・生物学的計測に加えて、心身の機能を拡張する“働きかけ”のためのデバイスや、その制御アルゴリズムの研究にも取り組んでいます。さらには、地球や社会の持続可能性と生物多様性を高めることを目指した自然環境や生態系の分析や、生物の機能を活用したバイオモノづくり技術に関する研究も進めています。
※1:Well-Being:人が心・身体・社会的にもより良い状態

コア技術

応用微生物学,植物分子/生理科学,生体医工学,ヒューマンインタフェース/インタラクション,実験心理学,認知科学,神経科学,システムゲノム科学

植物・微生物との共生空間

自然との共生は、未来の幸せな社会に向けて考えなければならない課題です。私たちは自然の持つさまざまな力に着目し、その効果の科学的メカニズムを解明して、日々生活する空間に取り入れることで、人々が元気に、そして自然を大切にする気持ちを育む共生空間の構築を目指しています。また自然の生物多様性や豊かな微生物叢を明らかにする環境DNA分析や、視覚や音、においの刺激が人に及ぼす作用メカニズムに基づき、人々が心身ともに健康に、さらには創造的になれる空間の構築にも取り組んでいます。※2
※2:トヨタ自動車株式会社との共同開発

緑化オフィスを題材とした植物・微生物共生の実証空間

デジタルヒューマンモデル

私たちは衝突時の傷害軽減や乗り心地など、安心で快適な自動車を実現するための実験・計測技術や、自動車のモデルベースデザインへ活かすための人体の数値モデリング研究に長年取り組んできました。近年では、研究対象を感情・情動や創造性、社会性に拡げ、それらの脳神経基盤や生化学メカニズムの解明とモデル化研究を行っています。さらには、知的労働環境における一人ひとりの身体、生理、心理状態や行動、チームの生産性などに関わるビッグデータを取得し、データ駆動型のアプローチによる解析技術にも取り組んでいます。

情動反応を予測するための呼吸・循環連成モデルの構成とシミュレーションの一例

主要論文

プロジェクト

PROJECT

PRESENTATION

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