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当社の論文がACS Applied Materials & Interfacesに掲載

当社の吉宗航らが行った「中性子を用いた排ガス浄化触媒材料の水蒸発過程解析」に関する論文が、ACS Applied Materials & Interfacesに掲載されました。

内燃機関を有する自動車の排ガスに含まれる有害成分は、排ガス浄化装置によって無害化されます。外気温が低い場合、自動車の排ガス中に含まれる水蒸気は排ガス浄化触媒装置の内部で凝縮してしまうことがあります。この凝縮水は触媒性能に悪影響を与えることが懸念されるため、凝縮水の分布やその蒸発過程を解明することが重要となります。本論文では、時分割小角中性子散乱測定法によって、排ガス浄化触媒材料の蒸発過程における含水率変化を定量的に評価する手法を提案し、排ガス触媒材料から素早く水を蒸発させるためには、細孔構造、特に一次細孔のサイズや連結性を制御することが有効である可能性を示しました。本成果により、さらなる排ガス浄化性能の向上が期待されます。

タイトル::In Situ Small-angle Neutron Scattering Analysis of Water Evaporation from Porous Exhaust-gas-catalyst Supports
著者:Yoshimune, W., Kato, S., Harada, M.
掲載誌:ACS Applied Materials & Interfaces
掲載日:2022年4月7日
https://doi.org/10.1021/acsami.2c01594

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