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当社の論文が Transportation Research Part B: Methodological に掲載

当社の早川 敬一郎が広島大学と共同で行った「交通弱者の視点を踏まえた地域公共交通とオンデマンド交通サービスの関係性のモデル化」に関する論文が Transportation Research Part B: Methodological に掲載されました。

現在、オンデマンドタクシーのような新しい交通サービスが普及しつつある一方で、路線バスをはじめとする従来型の地域公共交通サービスは縮小の一途を辿っています。そのため地域によっては、高齢者や子どもなどの一部の人たちは自由に移動することが難しくなりつつあります。本論文では、新旧の交通サービスが相互に及ぼす影響を理解するための解析モデルを提案し、両サービスの関係性は地域における自動車交通への依存具合によって異なることや、乗り継ぎ拠点の整備が重要な役割を果たすことを明らかにしました。また、新しい交通サービスの導入によって移動コストが逆に増加してしまう現象の発生メカニズムを解明し、両サービスを統合的に整備することの重要性についても示しました。あらゆる地域のあらゆる人々が自由に移動できる新しいモビリティサービス。本論文の知見は、将来、そういったサービスを地域に導入する際の指針として寄与することが期待されます。

タイトル: Modeling the Impact of E-hailing Services on Regional Public Transit Considering Transit-dependent People
著者: Hayakawa, K., Chikaraishi, M.
掲載誌: Transportation Research Part B: Methodological
掲載日: 2023年2月21日
https://doi.org/10.1016/j.trb.2023.02.009

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