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当社の総説論文がAccounts of Chemical Researchに掲載

当社の森川健志らによる「半導体・分子ハイブリッド光反応系による太陽光と水を用いたCO2還元反応(人工光合成MORLIE®)」に関する総説論文が、Accounts of Chemical Researchに掲載されました。

太陽エネルギーを利用して水(H2O)と二酸化炭素(CO2)から炭素化合物を合成する人工光合成は、合成した炭素化合物に光エネルギーを貯蔵することで、CO2を再び利活用可能な物質に変換する技術です。
本論文では、当社で開発した半導体・分子ハイブリッド光反応システム、すなわち半導体と金属錯体分子が有する優れた機能の融合技術を紹介しています。可視光エネルギーでCO2から炭素化合物を合成する原理の実証、その原理により実現した一枚の板状の「人工の葉」、またそれによる植物超えの太陽光エネルギー変換・貯蔵効率を説明しています。加えて、これらを実現するために必要な材料物性、システム要件、反応機構などについても解説しています。
本技術は、将来の炭素循環型社会への貢献が期待されます。

タイトル:Solar-Driven CO2 Reduction Using a Semiconductor/Molecule Hybrid Photosystem: From Photocatalysts to a Monolithic Artificial Leaf
著者:Takeshi Morikawa, Shunsuke Sato, Keita Sekizawa, Tomiko. M. Suzuki and Takeo Arai
掲載誌:Accounts of Chemical Research
掲載日:2021年12月1日
https://doi.org/10.1021/acs.accounts.1c00564

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