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当社の論文がACS Catalysisに掲載

当社がトヨタ自動車と共同で行った「質量効率に優れた不均一系触媒の設計のための知見」に関する論文が、ACS Catalysisに掲載されました。

社会を支えている多くの触媒反応において、触媒の使用量の低減と高機能化は重要な課題です。課題解決の方法として、触媒のナノスケール化に関する研究が世界中で進められています。
本論文では、白金原子数個からなるナノクラスタをサイズ毎に作り分けることに成功し、そのうえで、一酸化炭素の酸化反応について、構造と触媒性能の相関を丁寧に調べました。その結果、ナノクラスタの端に位置する配位数の小さい白金原子は活性が小さいため、触媒性能を最大化するには原子の配位数を大きくするような原子レベルの構造デザインが必要である、という重要な知見が得られました。本知見は、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー変換触媒材料の省資源設計に貢献することが期待されます。

また本研究のイラストが雑誌の表紙に使われています。

タイトル:Insight for Designing Mass-efficient Metal-oxide-supported Heterogeneous Catalyst from the Identification of the Catalytically Active Edge Sites Using Isotopically Labeled 13CO and 18O2
著者: Beniya, A., Miwa, K., Hirata, H., Watanabe, Y., Higashi, S.

掲載誌: ACS Catalysis
掲載日: 2022年1月21日
https://doi.org/10.1021/acscatal.1c03948
ACS Catalysis

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