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当社の論文がApplied Catalysis B: Environmentalに掲載

当社の山崎清らがトヨタ自動車と共同で行った「水素ステーション用のアンモニア分解触媒」に関する論文が Applied Catalysis B: Environmental に掲載されました。

世界的なカーボンニュートラルの流れの中で、エネルギーキャリアとしてのアンモニア利用が注目されています。その利用形態の例として、アンモニア分解で製造した水素を燃料電池車に供給するオンサイト型水素ステーションが挙げられますが、アンモニア分解システムの小型化や低コスト化が課題となっています。本研究では、土台となる複合金属酸化物の調製方法と組成を最適化することで、アンモニア分解作用を持つルテニウム金属粒子を2ナノメートル程度まで微細化させることに成功しました。この技術を用いて、水素ステーションの経済的自立に必要なアンモニア分解性能を示す触媒を創出しました。本触媒の活用により、水素ステーションおよび燃料電池車の導入促進のみならず、アンモニアをエネルギーキャリアとする水素サプライチェーンの構築が期待されます。

タイトル: NH3 Decomposition over Ru/CeO2-PrOx Catalyst under High Space Velocity Conditions for an On-site H2 Fueling Station
著者: Yamazaki, K., Matsumoto, M., Ishikawa, M., Sato, A.
掲載誌: Applied Catalysis B: Environmental
掲載日: 2022年12月30日
https://doi.org/10.1016/j.apcatb.2022.122352

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