トピックス

当社の論文がScientific Reportsに掲載

当社の石井良尚らが広島大学と共同で行った「COVID-19流行下における人々の移動変容分析」に関する論文がScientific Reportsに掲載されました。

COVID-19流行下、日本では人々が率先して移動自粛を行ってきたことで移動パターンが変容してきたことが、これまでの研究により明らかにされてきました。しかし、移動目的別にどのような変容が起こったのかを時空間的に広くカバーする分析は不足していました。本論文では、まず東京近郊の500mグリッド毎の滞在人口データから移動人口を推定し、次に各グリッドに存在する種類別の建物件数と推定した移動人口の間の関係性を調べることで、移動目的別移動パターンの変容を分析しました。 その結果、東京近郊の人々は、流行開始からおよそ2年間にわたり通勤や通学、買い物といった移動目的に依らず移動自粛を継続していたことが明らかになりました。 本研究の結果は、これからの時代における、人々の移動の実態にもとづいた最適な都市づくりの必要性を示唆しています。

タイトル: Sustaining Self-restraint Until the Middle of the COVID-19 Pandemic in Tokyo
著者: Ishii, Y., Hayakawa, K., Chikaraishi, M.
掲載誌: Scientific Reports
掲載日: 2022年12月2日
https://doi.org/10.1038/s41598-022-25489-4

お知らせ一覧へ戻る
PAGE TOP