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燃料電池内のガス輸送抵抗の発生由来を明らかに

当社の篠崎数馬らの研究が Journal of Power Sources に掲載されました。

高出力密度を求められる車両用燃料電池では、空気極触媒層内のガス輸送を阻害する抵抗を最小化することにより発電性能が大きく向上します。そのため、このガス輸送抵抗が触媒層内のどの構造因子に由来するかを把握することが重要です。本論文では、このガス輸送抵抗の起源が高分子電解質と白金触媒との界面の、白金触媒表面から約1ナノメートル以内にあることを、電気化学解析手法、ガス輸送モデル計算、機器分析によって明らかにしました。これにより、高分子電解質の分子設計が燃料電池の高効率化・低コスト化につながることが示されました。

タイトル: Investigation of Gas Transport Resistance in Fuel Cell Catalyst Layers via Hydrogen Limiting Current Measurements of CO-covered Catalyst Surfaces
著者: Shinozaki, K., Kajiya, S., Yamakawa, S., Hasegawa, N., Suzuki, T., Shibata, M., Jinnouchi, R.
掲載誌: Journal of Power Sources
掲載日: 2023年3月1日
https://doi.org/10.1016/j.jpowsour.2023.232909

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