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燃料電池と水電解をめぐる触媒研究の進展とこれから

当社の兒玉健作が東北大学と共同で執筆したレビュー論文がSmall Methodsに掲載されました。

燃料電池および水電解は、再生可能エネルギーの可能性を最大限に引き出す上で重要な役割を果たします。これらの装置で使用される電極触媒は、セルの性能や耐久性に大きく影響する重要な構成要素ですが、その原材料には白金やイリジウムといった高価で希少な貴金属が含まれることが一般的です。表面の組成および構造が精密に制御された単結晶電極を用いた実験的研究は、触媒反応や劣化のメカニズムの理解に貴重な知見をもたらし、電極触媒の効率的な開発に貢献してきました。

本論文では、著者らの研究を含むこれらの研究の歴史および最近の進展を概観するとともに、モデル電極を用いた研究において今後取り組むべきテーマを議論しています。本レビューは燃料電池や水電解の触媒研究を促進し、水素社会の実現に貢献することが期待されます。

タイトル: Progress in Experimental Methods Using Model Electrodes for the Development of Noble-metal-based Oxygen Electrocatalysts in Fuel Cells and Water Electrolyzers
著者: Kodama, K., Todoroki, N.
掲載誌: Small Methods
掲載日: 2025年1月31日
https://doi.org/10.1002/smtd.202401851

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