代表的な研究成果

高耐衝撃性バイオ樹脂アロイ技術の共同開発

持続可能な循環型社会の構築に向け、非可食植物から製造された植物化度100%のバイオプラスチックであるポリアミド11(PA11)を用い、従来の機械的性質を凌駕するバイオ樹脂アロイの創製に成功しました。
PA11とポリプロピレン(PP)を高度複合(アロイ)化し、樹脂の相構造をナノメートルスケールで精密に制御することにより、新規な相構造である「共連続相サラミ構造」を創製し、世界最高クラスの耐衝撃性と剛性の両立を達成しました。
本材料を自動車内装部品で使用されるPPと比較した場合、剛性は同等以上で衝撃強さを約10倍にまで高めることができました。今後、耐衝撃性の要求される部品等への応用が期待されます。本技術はトヨタ紡織株式会社と共同で開発しました。

共連続相サラミ構造の耐衝撃性と剛性

会社情報
PAGE TOP