ガソリン車の排気ガス浄化用三元触媒の活性は、活性成分として使われている貴金属が凝集することにより劣化します。当社ではこの貴金属凝集を抑制する技術を確立しました。
この技術は、貴金属凝集が進む環境下で、貴金属と触媒担体表面との間に強い相互作用（アンカー効果）を持たせることで、貴金属の凝集を抑制するものです。このためにそれぞれの貴金属に適した担体、すなわち、Ptはセリア系、Rhはジルコニア系酸化物に担持する触媒技術をトヨタ自動車と共同で開発しました。その結果、貴金属使用量の低減と高い浄化性能を両立できるようになりました。
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